ジュニャーナガルバ(読み)じゅにゃーながるば

世界大百科事典(旧版)内のジュニャーナガルバの言及

【中観派】より

…中期中観派は,ディグナーガ(5~6世紀)の論理学を自己の学説に導入したバーバビベーカ(清弁(しようべん))とその態度を批判したチャンドラキールティによって代表され,チベットでは前者を〈自立論証派〉,後者を〈帰謬論証派〉と呼ぶ。後期中観派はダルマキールティ(7世紀)の論理学と認識論を中観派の立場から解釈したジュニャーナガルバ,シャーンタラクシタカマラシーラハリバドラらの8世紀ころの学者によって代表され,彼らはまたバーバビベーカの系統をうけている。なお最後期ともいうべき11~12世紀にはチャンドラキールティの哲学が再び盛んになったと思われる。…

※「ジュニャーナガルバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android