世界大百科事典(旧版)内のジュネーブ捕虜条約の言及
【捕虜】より
…1907年のハーグ陸戦規則は,正規軍構成員のほか,公然武器携行等一定の条件を満たす民兵や義勇兵団,さらに群民兵にも捕虜の取扱いを受ける権利を与えた。第2次世界大戦の経験をふまえた49年のジュネーブ捕虜条約(〈赤十字条約〉の項を参照)は,紛争当事国に属する組織的抵抗運動団体の構成員でその領域の占領の有無を問わずその領域の内外で行動する者にも捕虜資格を与えた(4条は捕虜資格者を詳細に列挙)。そして,この条約の77年第1追加議定書は,民族解放戦争の自由の戦士にも捕虜資格を与える道を開いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」