世界大百科事典(旧版)内のジュラコンの言及
【ポリアセタール】より
…その後アメリカのデュポン社が熱安定性の向上にとりくみ,ポリアセタールの末端をアセチル化することにより,これに成功し,56年にデルリンの商品名で工業化した。また同じくアメリカのセラニーズ社では,ホルムアルデヒドの環状三量体であるトリオキサンが開環重合することを見いだし,これに少量のエチレンオキシドを共重合させて,共重合ポリアセタールの合成に成功,60年にセルコンCelconの商品名で工業化した(日本での商品名はジュラコン)。 ポリアセタールは,結晶化が速いため成形速度が非常に速く,射出成形が容易で,また機械的性質,耐熱性にすぐれている。…
※「ジュラコン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」