スウォンズクーム(読み)すうぉんずくーむ

世界大百科事典(旧版)内のスウォンズクームの言及

【プレ・サピエンス】より

…脳頭蓋,とくに額や頭頂骨の形態が新人に類似し,また眼窩上隆起の発達が弱い点を重視したバロアは,フォンテシュバード人とプレ・ネアンデルタールおよびネアンデルタール人との系統関係を否定し,ヨーロッパの新人はフォンテシュバード人を先祖とするもので,プレ・ネアンデルタールからネアンデルタール人へつながる系列の人類は絶滅したという結論に達した。イギリスのケント州スウォンズクームSwanscombeのミンデル/リス間氷期の地層から出土した後頭骨と左右頭頂骨の形態がフォンテシュバード人によく似ているところから,バロアはこの両者をプレ・サピエンスとしている。またドイツのシュタインハイムSteinheimのミンデル/リス間氷期の地層から出た完全な頭蓋もこの一群に入れられている。…

※「スウォンズクーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android