世界大百科事典(旧版)内のスエビ王国の言及
【ポルトガル】より
…前218年に始まるローマ人の進出によってラテン語が先住民セルティベロ(ケルト・イベリア)族の言葉にとって代わり,キリスト教が布教され,道路網が整備されるなど,ローマ文明が広く浸透するに及んで南北の統一が進んだ。5世紀初頭,半島に侵入してきたゲルマン民族の一つ,スエビ族は半島北西部にブラカラ(現在のブラガ)を首都とするスエビ王国をつくり,トレドに都を置く西ゴート王国に対抗した。585年西ゴート王国はスエビ王国を併合して半島を統一するが,8世紀初め半島全体はイスラム教徒の支配下に入った。…
【レオビヒルド】より
…ラテン名レオウィギルド。半島東部から南部を支配する東ローマ勢,北西部のゲルマン国家の一つスエビ王国,ピレネー山脈西部のバスク人など,成立後まだ日の浅い王国に対抗する諸勢力を精力的に攻撃して半島の政治統一を推進した。このうちスエビ王国は585年に征服,合併された。…
※「スエビ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」