スガル(読み)すがる

世界大百科事典(旧版)内のスガルの言及

【小子部蜾蠃】より

…《日本書紀》や《日本霊異記》などにみえる雄略天皇の侍臣。その名の〈蜾蠃〉とはジガバチの意。〈蜾蠃〉は〈螟蛉(めいれい)〉(古注では〈桑虫〉)の子をみずからの子として養う,と《詩経》にある。《日本書紀》雄略天皇条によれば,〈蚕(こ)〉を集めよとの命をうけ,誤って〈子〉を集め,養い,〈小子部連(むらじ)〉の姓を賜う。また,三諸岳(みもろのおか)の神を捕らえよとの命により大蛇を捕らえ,〈小子部雷(いかずち)〉と改名した。…

【ハチ(蜂)】より

ヤドリバチの類は害虫防除に利用するため,しばしば人工的に増殖され,放飼されている。【桃井 節也】
[民俗]
 ハチには多くの種があるが,腰部が細いのが特色とされ,古くはスガルと呼んで腰の細い容姿のよい女性を形容することばでもあった。現代でも東北地方各地の方言に残っている。…

※「スガル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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