スガル(読み)すがる

世界大百科事典(旧版)内のスガルの言及

【小子部蜾蠃】より

…《日本書紀》や《日本霊異記》などにみえる雄略天皇の侍臣。その名の〈蜾蠃〉とはジガバチの意。〈蜾蠃〉は〈螟蛉(めいれい)〉(古注では〈桑虫〉)の子をみずからの子として養う,と《詩経》にある。《日本書紀》雄略天皇条によれば,〈蚕(こ)〉を集めよとの命をうけ,誤って〈子〉を集め,養い,〈小子部連(むらじ)〉の姓を賜う。また,三諸岳(みもろのおか)の神を捕らえよとの命により大蛇を捕らえ,〈小子部雷(いかずち)〉と改名した。…

【ハチ(蜂)】より

ヤドリバチの類は害虫防除に利用するため,しばしば人工的に増殖され,放飼されている。【桃井 節也】
[民俗]
 ハチには多くの種があるが,腰部が細いのが特色とされ,古くはスガルと呼んで腰の細い容姿のよい女性を形容することばでもあった。現代でも東北地方各地の方言に残っている。…

※「スガル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android