すくい角(読み)すくいかく

世界大百科事典(旧版)内のすくい角の言及

【切削】より

…これを90度回転したものが図1‐dであり,ちょうどかんなで板を削っている状態となる。工具の材料に接しない面を逃げ面,図示の角度εを逃げ角,切りくずの擦過するくさび面をすくい面,図示の角度αをすくい角と呼ぶ。すくい角α,逃げ角εは切削工具に不可欠の基本的な角度であり,いかに複雑に見える刃物でも必ずこれらの角度に相当するものを有している。…

【鋸】より

…材を切断する工具(図)。〈のこ〉ともいう。一般には製材・木工用の工具だが,金属を切るものもある。
[鋸刃の機能]
 木材は繊維体で,組織は一様でなく,弾性を多分に有するため,その切断を容易にし,かつその切断面を平滑にするには,鋸刃の形,配列にいろいろの工夫がなされる。鋸びきは木材の繊維を切断する仕事と,切断によってできた〈おがくず(鋸屑)〉を挽道外に排出する仕事の二つからなりたっているが,前者は主として鋸刃先の鋭利さに,後者は歯形,歯数などに左右される。…

※「すくい角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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