世界大百科事典(旧版)内のスチールヘッドトラウトの言及
【ニジマス(虹鱒)】より
…アメリカではニジマスの中に海に下るものがあり,北洋漁業の際に漁獲されることがあり,ショマと呼ばれ,1mに達するものがある。これは,スチールヘッドトラウトとともに別亜種とされていたが,現在はニジマスと同一種名で呼ばれている。 日本に生息するニジマスは,1877年カリフォルニア州のシャスタ山ろくの河川に産卵された1万粒がアメリカの水産委員より寄贈されたのが始まりで,東京の関沢明清宅の井戸水で孵化(ふか)させ,その後,埼玉の白子の養魚場で80年に初めて2万粒の卵を採取することに成功した。…
※「スチールヘッドトラウト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」