世界大百科事典(旧版)内のスバル人の言及
【シュメール】より
…なかでもキシュはこの時期のI期から最も重要な都市国家の一つとなり,〈シュメール王名表〉と呼ばれる伝承においても,〈洪水後〉最初に覇権を確立した王朝とされており,セム人の,この時期における軍国的都市国家時代の形成に演じた役割は無視できない。なおシュメールの歴史における第3の人種要素として,フルリ人と関係のあるスバル人Subareansの存在を指摘する学者もいる。初期王朝期には王を指す称号ルガルlugal(字義は〈大きい人〉)がI期より(〈ウル古拙文書〉),支配者をさす別の称号としてのエンシensi(語源はなお不確定)がIII期に現れ,社会組織がいっそう凝縮的となるとともに,都市国家間の同盟と戦争が繰り返されることとなった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」