世界大百科事典(旧版)内のスピラの言及
【シュパイヤー】より
…古くはケルト人の集落,次いで前70年以来ネメテース族が占めていたこの地域を,前56年カエサルが征服,以後ノウィオマグスがローマのキウィタス・ネメトゥムの中心となった。496年フランク族がこの地を占領し,6世紀に初めてスピラSpira(地名シュパイヤーの由来)と名づけられ,遅くとも614年までに司教座に昇格,以後つねに都市と呼ばれている。シュトラスブルク(ストラスブール)からマインツへ通じる街道がライン川と交差する渡河点という有利な位置のゆえに,重要な商業都市となった。…
※「スピラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」