世界大百科事典(旧版)内のスピロペンタンの言及
【スピラン】より
…二つの環が同一平面上にないため,適当な位置に置換基を有する場合には分子不斉が生じ,互いに空間的に重ね合わすことのできない1対の対掌体が存在し,これらは光学活性体に分割できる。最も簡単なスピランは,スピロペンタンであり,1,1‐ジ(ブロムメチル)シクロプロパンを亜鉛で脱ブロムすることにより得られる。スピランの命名法では,骨格全体の原子数に相当する炭化水素名に,二つの環のそれぞれの構成原子数より1(中心原子分に相当)を減じた数を接頭語的に加えて,たとえば,スピロ[4.5]デカンのように命名する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」