世界大百科事典(旧版)内のスピークマン,J.の言及
【パーマネント・ウェーブ】より
…当時アメリカではコールド・パーマネント・ウェーブcold permanent waveの時代に入っており,終戦とともに進駐軍家族によって紹介され,48年ころには国産の薬液が製品化されて,美容・理容業界に大きく広がっていった。 コールド・パーマはイギリスの化学者J.スピークマンが1936年に羊毛の分子構造の研究から,頭髪のケラチン細胞の側鎖を切るコールド・ウェーブの原理を完成したことに始まるといわれる。化学結合の開裂を伴う〈変性〉を巧みに利用したもので,ロッドに巻いた毛髪に還元剤(チオグリコール酸塩が主剤)の第1液と酸化剤(ブロム酸ナトリウムなどが主剤)の第2液を作用させる二浴式を主流とする。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」