世界大百科事典(旧版)内のスピー洞窟の言及
【スピー】より
…ベチュ・オ・ロチュ(〈岩のくちばし〉の意)と名づけられた洞窟前面の岩がオルノー川に臨んでいる。一般にはスピー洞窟と呼ばれる。1879年に発掘が始められていたが,スピーの名を高めたのは86年のド・ピュドトとローエストによる,ネアンデルタール人の発見であった。…
【スピー人】より
…ウルム氷期に由来するヨーロッパの典型的なネアンデルタール人。1866年,ベルギー,ナミュール県スピー洞窟から発見された。人骨は3体で,オルノー河床からわずか上がって南面する洞窟のテラス上に,成人男女の全身骨格各1体と,遊離した幼年下腿骨が埋葬されていた。…
※「スピー洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」