世界大百科事典(旧版)内のスフェロマック方式の言及
【核融合】より
…この“ねじれ”を,ドーナツ状容器の周囲に巻いたらせん状コイルの電流によって与える方式をステラレーター方式,これと異なり,変流器の原理でプラズマ中に電流を流して与える方式をトカマク方式と呼んでいる。さらに発展した方式として,トカマク方式のトーラス方向の磁界を,外部コイルを用いることなくプラズマ内の電流で発生させようとする方式も考案され,スフェロマック方式と呼ばれている。プラズマ中の電流は,変流器方式のほか,高周波電力とか粒子ビームを用いても駆動可能で,その場合,変流器方式がパルス動作に限られるという制約から原理的に解放され,ミラーやステラレーター方式と同様定常動作が可能となる。…
※「スフェロマック方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」