世界大百科事典(旧版)内のスペキュラムの言及
【天体望遠鏡】より
…I.ニュートンは光の分散の研究から色収差を消す方法はないと信じて,口径34mm,焦点距離159mmの反射望遠鏡を自作した。初期の反射望遠鏡にはスペキュラムと呼ばれる銅とスズの合金で作られた凹面鏡が使われた。W.ハーシェルの122cm望遠鏡(1787),F.E.ロスの183cm望遠鏡(1845)など当時の超大口径望遠鏡が作られ暗い天体の観測に活躍したが,これらは金属鏡であった。…
※「スペキュラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」