世界大百科事典(旧版)内のスペクトル測度の言及
【ガウス過程】より
…このγに対して,単調増加関数Fを用いたスペクトル分解, が得られる。dF(λ)はスペクトル測度と呼ばれるが,これと平均値とで与えられた定常ガウス過程の分布が完全に決定される。自然界に現れるガウス型のノイズは,このようなスペクトル測度で特徴づけられることが多い。…
【定常過程】より
…後者は, (dFは[-π,π]上の測度)とスペクトル分解される。dFをスペクトル測度という。dF(λ)=f(λ)dλとかけて,ならX(t)は移動平均表現をもち,現時点までの観測値の線形関数を用いて未来の値をよりよく推定する線形予報の問題は容易に解決される。…
※「スペクトル測度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」