世界大百科事典(旧版)内のスポータ説の言及
【スポータ】より
…彼は,ことばの本体であるこのスポータは,世界の根本原因,真実在であるブラフマンにほかならないとした。一般に,〈スポータ説〉といえば彼の説を指すことになっている。なお彼は,ことばの基本形態は文であるとした。…
【バルトリハリ】より
…また,語の本体は常住不滅のスポータsphoṭaであり,これはブラフマンと同一であるという。スポータ説といえば,彼の言語哲学を指す。正しい語の使用は善であり,語の汚れを除去し,語の正しい意義,用法を習得,実行することが最高我の完成,すなわち解脱であるとされる。…
※「スポータ説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」