世界大百科事典(旧版)内のスミノミザクラの言及
【サクラ(桜)】より
…しかし,サクラは中国(四川省,雲南省ほか)にもたくさん自生し,インドやミャンマーの山岳地帯にはヒマラヤザクラPrunus cerasoidesやヒマラヤヒザクラP.carmesinaが美しい花を咲かせており,日本以外にもサクラの原産地があったことを知らされる。セイヨウミザクラP.aviumおよびスミノミザクラ(酸果桜桃)P.cerasusに至っては,小アジアから東ヨーロッパ,北ヨーロッパにかけて森林のなかにはいくらでも自生する。セイヨウミザクラは,自生種はそれほどでもないが,園芸品種になると案外に美しい花をつける。…
【サクランボ(桜坊)】より
…日本では生食として利用するほか,シロップ漬缶詰,ジャム,果実酒などの原料に利用する。 このほかスミノミザクラ(酸果オウトウ)P.cerasusL.(英名sour cherry)およびセイヨウミザクラとスミノミザクラの雑種P.gondouini (Poit.& Turp.) Rehd.(英名duke cherry)も世界の温帯地域でつくられている。スミノミザクラはパイや糖果の菓子,ジャムなどの加工原料に利用されるほか,アイスクリームなどにも用いられるが,生食としての利用は行われない。…
※「スミノミザクラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」