《スラブ年代記》(読み)すらぶねんだいき

世界大百科事典(旧版)内の《スラブ年代記》の言及

【年代記】より

…なお,ここで〈二つの国〉とは,天上の国と地上の国という意味であり,理想主義と現実主義の交錯を写しだしている点からいっても,代表例とみなすことができる。このほかにも,プラハのコスマスの《ボヘミア年代記》(12世紀初め),ヘルモルト・フォン・ボサウの《スラブ年代記》(12世紀後半)など,一地方,一民族を母体としつつも,世界年代記のスタイルをとったものが多くみられる。 一般に年代記は,多数の執筆者によって書き継がれるものだが,ある一時期に整理統合が行われ,その整理者の筆が表面に現れることが多い。…

【ヘルモルト】より

…ハルツ出身のアウグスティヌス会派の司教座聖堂参事会員。1159年以後キール近郊のボーザウBosauで司祭として働き,《スラブ年代記》(1167‐72)を書いた。これはカール大帝の時代から1170年までのエルベ川下流域の西スラブ族のキリスト教化の過程を描いたもので,東ドイツ植民と12世紀の帝国史,さらにハインリヒ獅子公の活動を知るうえで不可欠の史料となっている。…

※「《スラブ年代記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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