世界大百科事典(旧版)内のスルジーラヤ・カバラの言及
【ホロープ】より
…1597年2月のホロープ法令は,すべてのホロープを国家の帳簿に登録させ,それぞれの主人への緊縛を強化するとともに,16世紀に普及してきた債務隷属民を明確にホロープの中に組み入れた。彼らは,〈スルジーラヤ・カバラ〉と呼ばれていた〈労働義務を伴う負債証文〉によって返済までその身柄を債権者=主人に拘束されていたのであるが,いまや負債返却によって自由になる権利を剝奪されたのである。この新しい型の〈カバーリヌイ・ホロープ〉(債務奴隷)は,古い型の〈完全ホロープ〉と異なって,主人の死によって自由を獲得した。…
※「スルジーラヤ・カバラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」