世界大百科事典(旧版)内のスルヘ・クルの言及
【アクバル】より
…アクバルはまた,ヒンドゥー上層,ムスリム上層,その他インド内諸勢力の有力層を自らの内にとりこんで,皇帝の絶対支配を固める政策をとった。アブール・ファズルは,それを〈スルヘ・クルṣulḥ kull(万民との平和)〉なる用語で表現した。アクバル時代の帝国領は,今日のアフガニスタンの一部から北インド全体にまたがるが,デカンにはまだ別のムスリム諸国家が存在していた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」