世界大百科事典(旧版)内のズナメニ聖歌の言及
【ロシア・ソビエト音楽】より
…その後ロシア独自の教会音楽が漸次発達し,16世紀にモスクワ・ロシアでロシア正教の音楽が最盛期に達したときには,初歩的なポリフォニーを含むまったく独自な教会音楽が形成されていた。これはズナメニ聖歌znamennyi pospevと通称され,クリュキkryukiと呼ばれる一種のネウマで記譜された。クレスチヤニンFyodor Krest’yanin(生没年不詳,16世紀)ら著名な作曲家の名も残っている。…
※「ズナメニ聖歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」