世界大百科事典(旧版)内のセイロン磁石の言及
【焦電気】より
…英語ではpyroelectricityというが,接頭語のpyroは火を意味するギリシア語pyrを語源とする。 熱せられた電気石(トルマリン)が冷えると灰を吸着する現象は,かなり古くからスリランカ(セイロン)やインドで知られていたらしいが,これがセイロン磁石としてヨーロッパにもたらされたのは18世紀の初頭であった。この結晶の温度変化によって生ずる現象はヨーロッパの科学者の興味を誘い,多くの研究がなされた。…
※「セイロン磁石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」