世界大百科事典(旧版)内のセラペイオンの言及
【アレクサンドリア図書館】より
…創建者はプトレマイオス2世フィラデルフォス。のちやや離れたセラピス神殿(セラペイオン)に分館が設けられた。蔵書数は10万巻,50万巻,70万巻,90万巻と諸説あって定かでない。…
【サッカラ】より
…このピラミッドの北東には第5王朝ウセルカフ王のピラミッド(その葬祭殿が南側に置かれている),第6王朝テティ王のピラミッド,南西には初めて〈ピラミッド・テキスト〉が現れた第5王朝最後の王であるウナス(ウニス)王のピラミッド,第3王朝セケムケト王の未完成の〈埋葬ピラミッド〉がある。北西にはメンフィスのプタハ神の聖牛アピスを埋葬したアメンヘテプ3世の建立になるセラペイオン(セラペウム)がある。ここには古王朝期のマスタバや個人の墳墓が多くみられ,有名なティのマスタバのほか,プタハヘテプ,アケトヘテプ,メレルカ,カゲムニ等のマスタバをみることができる。…
【セラピス】より
…神像はゼウスの容貌をもち,ときに冥界の主ハデス(プルトン)を示す枡を頭に載せる。主神殿はアレクサンドリアのセラペイオンSerapeion。女神イシスの密儀と結合して急速にローマ世界にも広まった。…
※「セラペイオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」