世界大百科事典(旧版)内のセランティア号の言及
【舶用機関】より
…蒸気タービンの利点は,大出力に適すること,粗悪な燃料でも使用できること,信頼性が高いことなどであるが,反面,付属装置が多くプラントの構成が複雑になり,また高度な精密加工技術を要する減速歯車装置が必要となる。 ディーゼル船時代は,1912年に建造されたデンマークの貨物船セランティア号(1250馬力ディーゼルエンジン2基)に始まる。以後,主として貨物船用の主機関として多用され,現在では大型のタンカーを除けば商船のほとんどがディーゼル船となっている。…
※「セランティア号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」