世界大百科事典(旧版)内のせり駒の言及
【せり(糶∥競り)】より
…また馬牛の市でもせり売りが多く行われた。藩がこの制を利用したものに南部藩のせり駒の制があり,また甲州でも一時せり駒が行われた。南部のせり駒は子馬を一定価格で藩が買い取り,それをせり市にかけて競売するもので,馬の良否によってときには基準価格を割ることはあっても,大部分はせり売りの結果それを上回ることになり,藩財政の一助としてかなり大きな役割を果たした。…
※「せり駒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」