世界大百科事典(旧版)内のセレウコス王国の言及
【シリア王国】より
…ヘレニズム時代の,プトレマイオス朝エジプト,アンティゴノス朝マケドニアとならぶ強国のひとつ。セレウコス王国とも呼ぶが,前300年オロンテス河畔にアンティオケイア(アンティオキア)を建設し首都としてより,終始北シリアを王国の核心部分としたのでこの名がある。
[歴史]
セレウコス1世はアレクサンドロス大王の死後バビロニアの総督となり,前312年地歩を確立(セレウコス朝暦第1年),大王の後継者たち(ディアドコイ)の争いの渦中で勢力を拡大し,西は小アジアから東はインド国境におよぶ広大な領土を獲得した。…
※「セレウコス王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」