世界大百科事典(旧版)内のセント・エルモの言及
【セント・エルモの火】より
…急峻な山の頂上でことによく現れる。昔,地中海の船人が船のマストに現れるのを見て,セント・エルモ(船乗りの守護聖人エラスムスSt.Erasmusのなまったもの)の加護のしるしだと考え,こう名付けた。頭上の強く帯電した厚い雲(対流雲)や雷雲の影響で,地表の大気電界(距離に対する電位差の比)が大きくなったときに現れる一種の放電現象である。…
※「セント・エルモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」