世界大百科事典(旧版)内のせん断変形の言及
【切削】より
… さて,一般に金属のような延性の大きい材料を削るときは,前述の亀裂はきわめて小さいので無視でき,図4‐bのような状況となる。このとき素材の変形は,図に示すように工具刃先がD→Cと移動する間にその前方の要素ABCDはA′BCD′となり,ADをBCに対して平行にずらしたこと(せん断変形)になる。その変形の大きさはこのずれの量,すなわち図示の角γで与えられる。…
※「せん断変形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」