ゼロデー脆弱性（読み）ゼロデーゼイジャクセイ

ゼロデー脆弱性の定義と概要

• システムのセキュリティホールの中でも、発見されてから対応策が提供される前に悪用されるものをゼロデー脆弱性と呼ぶ。
• 企業にとってゼロデー脆弱性は特に危険であり、即座に対応が求められる。
• ゼロデー脆弱性は、攻撃者が発見した瞬間に利用できるため、非常にリスクが高い。
• セキュリティ対策の一環として、ゼロデー脆弱性の監視が重要視されている。
• 多くのケースでゼロデー脆弱性は、セキュリティパッチが適用されるまでの間に重大な被害をもたらす。

ゼロデー脆弱性の発見と対応

• セキュリティ研究者は、新しいゼロデー脆弱性を発見するために常に努力している。
• 発見されたゼロデー脆弱性は、迅速にソフトウェアベンダーに報告されることが推奨される。
• ユーザーはゼロデー脆弱性に対応するために、常に最新のセキュリティアップデートを適用すべきである。
• 企業はゼロデー脆弱性が発見された際に、迅速に対応するためのプロトコルを持つ必要がある。
• ゼロデー脆弱性の対策としては、侵入検知システムの導入が効果的だとされている。

ゼロデー脆弱性の実例と影響

• 2017年のWannaCryランサムウェア攻撃は、Microsoftのゼロデー脆弱性を悪用した代表的な例である。
• GoogleのProject Zeroチームは、多数のゼロデー脆弱性を発見し、公表している。
• Adobe Flash Playerは長年にわたりゼロデー脆弱性の温床として知られていた。
• Apple製品においても、過去にゼロデー脆弱性が発見され、迅速にパッチがリリースされた事例がある。
• 多くの金融機関がゼロデー脆弱性に対する防御策を強化するためのセキュリティ予算を増加させている。