世界大百科事典(旧版)内のソティス周期の言及
【エジプト暦】より
…この暦では4年ごとの閏(うるう)年が計算されなかったので,4年目に天文暦より1日早くなり,365×4=1460年目でこの暦と一致する。これを〈ソティス周期〉といって,後139年にこの一致をみたので,逆算すると前1321‐前1318年,前2781‐前2778年,前4241‐前4238年に両方の暦日が一致することになり,エジプト年代学の礎石となった。また古王朝期の初めより年の単位で記録する方法が行われていたことから,この暦法の導入を前4241‐前4238年とする説が有力である。…
※「ソティス周期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」