世界大百科事典(旧版)内のソト族の言及
【バスト王国】より
…19世紀に南アフリカの現在のレソトにあったソトSotho(バストBasuto)族の小王国。ソト族の祖先は18世紀にドラケンスバーグ山脈を越えて南下したヌグニ語系の人々であるといわれる。19世紀初めズールー族のシャカ王の攻撃を受けた王モシュシュ1世Moshoeshoe I(1785ころ‐1870)は,一族を連れてタバ・ボシウ(マセル付近の平らな頂をもつ丘)に逃れ,そこを根拠地に巧みな外交戦術でズールー族やマタベレ族の侵略を回避した。…
【レソト】より
…【戸谷 洋】
[住民,社会]
総人口は197万人(1996)だが,そのうち毎年10万人以上が南アフリカ共和国の鉱山や農場に出稼ぎに行っている。住民構成はほとんどがアフリカ人で,その約80%はソト族Sotho(Basotho)からなり,残りはズールー族である。さらに白人が2000人とカラード(混血)が若干,そしてアジア系住民,とくにインド人が数千人居住している。…
※「ソト族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」