ソレーム唱法(読み)それーむしょうほう

世界大百科事典(旧版)内のソレーム唱法の言及

【キリスト教音楽】より

…しかし,それと並んで見落とすことができないのは,過去の精神的遺産への目覚めである。パレストリーナ様式への復帰を標榜するチェチリア運動,フランスのソレーム修道院を中心とするグレゴリオ聖歌の史料研究と新しい実践(ソレーム唱法),A.シュワイツァー,シュトラウベMontgomery Rufus Karl Siegfried Straube(1873‐1950),グルリットWilibald Gurlitt(1889‐1963)の3人を柱としたバッハ以前のオルガン音楽とオルガンの再評価(オルガン運動)などが,その例である。19世紀には,ベルリオーズ,メンデルスゾーン,リスト,ベルディ,ブルックナー,ブラームスらの巨匠がおり,20世紀では神秘主義的なカトリシズムの立場に立つメシアンの斬新なオルガン曲や,現代的なネオ・バロック様式によるディストラー,ペッピングなどのプロテスタント教会音楽,オラトリオの歴史に新たなページを書き加えたオネゲル,フランクらの作品がある。…

※「ソレーム唱法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android