《ソ連の行動の源泉》(読み)それんのこうどうのげんせん

世界大百科事典(旧版)内の《ソ連の行動の源泉》の言及

【封じ込め政策】より

…第2次大戦後のアメリカの冷戦政策。国務省政策企画局長G.F.ケナンが《フォーリン・アフェアーズ》誌(1947年7月号)に〈ソ連の行動の源泉〉と題して発表したいわゆる〈X論文〉,および前年2月ケナンがモスクワから発した長文の電報の中で明らかにされた。ソ連はロシア的なナショナリズムと共産主義を心理的源泉として,あらゆる手段を用いて勢力拡大をはかるが,同時に力の論理にはきわめて敏感であるから,アメリカはソ連の周辺地域に経済・軍事援助を与え,ソ連の勢力膨張を長期にわたって封じ込め,ソ連の内部崩壊を生じさせるべきだとする政策。…

※「《ソ連の行動の源泉》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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