世界大百科事典(旧版)内のたたきダイスの言及
【ダイス】より
…材質は工具鋼のほか,炭化タングステンなどの高硬度の金属炭化物をコバルトでつなぎあわせた超硬合金などが選ばれている。昔は引抜きなどの場合,たたきダイスという比較的軟らかい鉄板に穴をうがち,その壁面を加工硬化させて工具とし,軟質の線を引き抜いたりしていた。【木原 諄二】。…
【引抜加工】より
…初めは軟鉄のブロックに穴をあけ,比較的軟らかい金属線に対して行われ,動力も人力または馬に引かせる力などが利用された。このブロックはたたきダイスと呼ばれるが,穴をあける際に穴の周縁部が加工硬化し,引抜き中の線径の保持などに役立っている。引抜加工では,伸線以外に,管の外径を縮める管の空引き,外径を縮めると同時に肉厚も制御するプラグ入りの引抜きなども行われる(図1,図2)。…
※「たたきダイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」