世界大百科事典(旧版)内のタナダ効果の言及
【フィトクロム】より
…フィトクロムの光変換ののち多岐にわたる道筋を経てさまざまな現象が現れるが,現象の種類により数秒間で変化が認められるものから,多くの光形態形成反応の場合のように数時間から数日を要するものまである(表2)。切り取った根端を適当な溶液に浮かべ,赤色光を照射すると根端は正に帯電し,あらかじめ負電荷をもたせたガラス器壁に付着し,この変化には赤色・近赤外光可逆性がみられる(タナダ効果)。付着は光処理後20秒以内に起こり,フィトクロムによる最も速い生理学的反応の一つとされている。…
※「タナダ効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」