世界大百科事典(旧版)内の《タブラ・スマラグディナ》の言及
【エメラルド】より
…エメラルドの合成は1940年代にアメリカで成功し,フランス,ドイツ,オーストリア,ソ連(現,ロシア),日本などでも盛んに行われている。【近山 晶】
[伝承]
ヘルメス・トリスメギストスの手になるとされる伝説的な錬金術文書の一つに《エメラルド碑板》(ラテン語で《タブラ・スマラグディナ》)というのがあるように,エメラルドはその美しい緑色の光輝のために,古来,もっとも貴重な石とみなされてきた。多くの効能があるとされたが,その中でもいちばん知られているのは,目のために良いという説であろう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」