世界大百科事典(旧版)内のタマラ女王の言及
【グルジア】より
…在位1089‐1125)は,聖俗の諸侯を抑えて軍制を改革し,セルジューク朝に勝利して12世紀にグルジアを西アジア最強の国家の地位につけた。最盛期はタマラ女王(在位1184‐1213)の時代で,領土はザカフカスの全域に及び,国内外に修道院が寄進されて信仰と学術の中心となり,文学ではルスタベリの叙事詩《虎皮の騎士》を生んだ。タマラの死後は,数次にわたってホラズム軍,モンゴル軍の侵入を被って国土は疲弊し,王国も分裂の危機にした。…
※「タマラ女王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」