世界大百科事典(旧版)内のタルジュー斑点の言及
【溢血点】より
…毛細血管内圧の上昇,低酸素あるいは無酸素状態による毛細血管壁の透過性の亢進,毛細血管壁の痙攣(けいれん)などが成因と考えられ,出現部位は眼瞼結膜,眼球結膜,口腔粘膜,咽喉部の粘膜,肺胸膜,胸腺被膜,心膜,心外膜,腎盂(じんう)粘膜など。窒息死にみられる肺胸膜の溢血点はタルジュー斑点といわれる。絞頸,扼頸(やくけい),胸腹部の圧迫による窒息などの場合には,顔面の皮膚,とくに目の周囲,胸部の皮膚,頭蓋骨の骨膜,側頭筋にも出現する。…
※「タルジュー斑点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」