タルマジ(読み)たるまじ

世界大百科事典(旧版)内のタルマジの言及

【正月】より

中秋節)に対して大望日といわれもっとも重要な祭日である。この日,迎月(タルマジ)という満月祭が行われ,人々はこの日の月で1年の吉凶を占い種々な願いごとを祈る。上元の夜は夜なべしての夜歩きが許され,女子の解放の機会でもある。…

【上元】より

…【植木 久行】
[朝鮮]
 朝鮮では上元は,秋夕(陰暦8月15日)に対して大望日ともいわれ,最も重要な祭日である。この日迎月(タルマジ)という満月祭が行われ,人々はこの日の月で1年の吉凶を占い,種々な願いごとを祈る。また農耕予祝儀礼としての炬火戦,石合戦,綱引等の模擬戦や五穀の穂をかたどった禾積・耕作過程を模倣的に演じる田植遊び,木の影や鶏の鳴声,大豆等による豊凶占い,福盗み,踏橋,凧あげ,売暑,巫覡(ふげき)の行う安宅祭や横数防ぎなど各種の個人的な辟邪・迎福の行事および亀戯,牛戯,獅子戯,地神踏などとよばれる青年たちによる仮装訪問者慣行が行われる。…

※「タルマジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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