世界大百科事典(旧版)内のターラーの言及
【銀】より
… 中世初めカール大帝(在位768‐814)のときに,1リブラ(ポンド)=20ソリドゥス(シリング)=240デナリ(ペンス)の銀本位の幣制が成立し,ビザンティン帝国やイスラムの金貨に対して,デナリウスdenarius銀貨と半デナリウス銀貨が造られた。12~13世紀に大型のグロッシェンGroschen銀貨がイタリアで造られ,ドイツの銀産額が増大した15世紀末以来,ターラーTaler貨(ヨアヒムスタール製)が造られた。これは16世紀以降各国で造られて世界貨幣となった。…
【トケラウ[諸島]】より
…サモアとは地理的に近いばかりでなく,言語や文化の面でも関連が深い。公用語は英語で,貨幣も公式にはニュージーランド・ドルが使われることになっているが,実際にはサモア語に類似したトケラウ語も広く話され,サモアの通貨であるターラーが利用されている。人口は減少傾向にあるが,これはコプラ以外に産物のないこの諸島からの移住をニュージーランド政府が促進しているからである。…
※「ターラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」