世界大百科事典(旧版)内のダブル・アクロスティックの言及
【アクロスティック】より
…《鏡の国のアリス》末尾の詩にアリス・リデルの名を読みこんだキャロルはその名手であった。行末の字でさらに仕掛けたものを〈ダブル・アクロスティック〉という。和歌の〈折句〉や〈沓冠〉と似ている。…
【言語遊戯】より
…友人に対する〈米(よね)たまへ銭(ぜに)も欲し〉という無心を,吉田兼好は優雅な秋の歌に折り込んでいる(図1)。西洋でこれに当たるのは,行末に語をひそませた〈ダブル・アクロスティックdouble acrostic〉である。沓冠をさらに複雑化して,幾種もの歌を格子状に組み合わせたのが〈八重襷(やえだすき)〉である(図2)。…
※「ダブル・アクロスティック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」