世界大百科事典(旧版)内のダブル・ガウスの言及
【カメラ】より
…本来,ガウス型対物レンズとは,クラウンガラスの凸レンズの後に若干の間隔をおいて,フリントガラスの凹メニスカスレンズを配置した2群2枚の望遠鏡用対物レンズの呼称であり,球面収差,非点収差の補正良好なものとして知られていた。写真レンズとしては,この2群2枚のものを逆向きに2組対向させたものを最初はダブル・ガウスといっていたが,今は単にガウス型という。(4)レトロフォーカスタイプレンズretrofocus lens 前群に大きな凹レンズを置き,ここで発散した光束を凸の主レンズで受けてフィルム面上に結像させると,レンズ系全体としての後側主点をレンズ系よりさらに後方の空中に飛び出させることができ,一眼レフなどに装着が容易になる。…
※「ダブル・ガウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」