ダンダン・ウィリク(読み)だんだんうぃりく

世界大百科事典(旧版)内のダンダン・ウィリクの言及

【絹織物】より

…そのため,1本の長さが数百mに及ぶ美しく光る繊維によって織りあげられた軽やかな絹織物は,西方世界にとってながく神秘的な存在であった。そこに蚕種の西漸にまつわるいくつかのエピソードが生まれ,今日に伝えられているが,中央アジアのタリム砂漠の南路に沿うダンダン・ウィリクから発見された有名な板絵には,柵外へ嫁ぐ王女が繭を帽子の中に隠してこの地に伝えたという伝説が描かれている。またヨーロッパの絹織物業の発達は,6世紀の中ごろ,2人の景教僧が蚕卵を杖の頭に隠して持ち帰り,時のビザンティン皇帝ユスティニアヌス1世に献上したことから始まると伝えられている。…

※「ダンダン・ウィリク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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