世界大百科事典(旧版)内のダンピング防止協定の言及
【アンチ・ダンピング法】より
…このような要件が備わる場合は,輸入国政府は,当該輸入品に対して,高い国内販売価格と低い輸出価格の差額に相当する特別関税を課する。 なお,ダンピングの規制に関しては,〈関税と貿易に関する一般協定(GATT(ガツト))〉に規定があり,また,東京ラウンド,さらにウルグアイ・ラウンドの交渉において国際的ダンピング防止協定が締結されている。これらは,各国がアンチ・ダンピング法を発動する際に守るべき事項(たとえば,調査期間は原則として1年以内に限定する,など)を規定しているもので,これらにより,各国のアンチ・ダンピング法の発動があまりにも国内産業保護に傾くことがないよう配慮がなされている。…
※「ダンピング防止協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」