チェントロ(読み)ちぇんとろ

世界大百科事典(旧版)内のチェントロの言及

【ネオレアリズモ】より

…ニーノ・マルトリオ監督《闇に落ちた人々》(1914)とグスタボ・セレナ監督《アッスンタ・スピーナ》(1915)がその流れの代表作で,イタリアの映画作家でこの2作品の洗礼を受けなかった者はいないといわれる。この2作品はイタリアの国立映画学校である〈映画実験センターCentro Sperimentare di Cinematografia〉(通称〈チェントロCentro〉)のすぐれた教材となり,ここに〈ネオレアリズモ〉の根があるということもできる。ファシスト政権下でイタリア映画そのものが衰退した時代にも,この流れはアレッサンドロ・ブラゼッティ監督《1860年》(1933)やマリオ・カメリーニ監督《殿方は噓つき》(1932)に引き継がれていく。…

※「チェントロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android