世界大百科事典(旧版)内のチャツキーの言及
【グリボエードフ】より
…ペルシアとグルジアにあって,22年から24年へかけて《知恵の悲しみ》を執筆,それまで書いていた軽い〈サロン喜劇〉風の作品と違って,ロシア最初の本格的な喜劇の傑作となった。外国から帰った理想家肌の青年チャツキーが辛辣な毒舌を発揮して,阿諛,追従,賄賂のはびこる因襲的な社会との対立があらわになってゆく。ついにはチャツキーは気ちがいだという噂をたてられ,恋人にも裏切られて,幻滅して旅立つことになる。…
※「チャツキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」