世界大百科事典(旧版)内のチャハル・カプ宮殿の言及
【ササン朝美術】より
…前方がドームやイーワーンのある公的区域で建物も高く,後方は中庭の周囲に小室を配した私的区域となっている。シャープール1世(在位240‐272)のビシャープールBishāpūrやクテシフォンの宮殿,カスル・イ・シリーンKasr‐i Shirīnのチャハル・カプ宮殿などはいずれも左右対称的なプランを示しており,ササン朝宮殿建築の一つの特色を示している。 神殿の遺構としてはゾロアスター教の〈拝火神殿〉が50ほど知られ,その大部分はファールス地方に残されている。…
※「チャハル・カプ宮殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」