世界大百科事典(旧版)内のチャリ物の言及
【新内節】より
… 幕末になって鶴賀加賀八太夫が富士松家を再興し,富士松加賀太夫(のち富士松魯中)を名のり,安政(1854‐60)のころに品よく渋い新作を作り,富士松浄瑠璃と称した。なお彼には滑稽(こつけい)な(チャリ物という)《弥次喜多》3段もある。同じ安政年間に吾妻路富士太夫(のち花園宇治太夫と改名)が劇場に出演したが,一代で終わった。…
※「チャリ物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」