世界大百科事典(旧版)内のチャンバラ活劇の言及
【アクション映画】より
…〈アクションアドベンチャーフィルム(冒険活劇映画)〉として総括されることもある。西部劇や戦争映画は独立した別個のジャンルとみなされる場合が多いが,一般に〈アクション映画〉と呼ばれるジャンルとしては,危険に挑む個人,または少数のグループとしての人間の行動を描く娯楽映画のジャンル,例えば,連続活劇,チャンバラ活劇,海賊映画,騎士道映画,冒険映画,スポーツ映画,スパイ活劇,犯罪映画,武術映画,航空映画,それにスリラー映画でも追いつ追われつのスリルを主眼とする〈巻きこまれ型〉から追跡に至るもの,暴動や脱獄をテーマにした〈監獄映画〉,あるいは〈B級戦争映画〉とか〈戦場もの〉と呼ばれている〈特攻作戦もの〉や〈局地戦もの〉などが含まれる。こうしたジャンル以外にも場所,時間,人間関係などを極限状況に設定して,心理的,あるいは物理的アクションを生み出すという一つの典型的なパターンをふまえる映画は数多い。…
【海賊映画】より
…〈チャンバラ活劇swashbuckler〉として総括される西洋中世から近世に題材をとったアクション映画のうち,海洋を舞台に,海賊またはそれと戦う者を主人公にして,船上の剣戟(けんげき)乱闘などのスペクタクルを展開するもの。1930年代から50年代にかけて,チャンバラ活劇のもう一方のジャンル,騎士道映画とともに盛んにつくられた。…
※「チャンバラ活劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」